女子部中学2年生対象の特別授業シリーズ、『働くということ』。
2回目の今日は、各界でご活躍の3名の方々をお招きし、「世の中のしくみ」を通じて「働く」ことの意義と、中学生として今行うべきことはなんなのかについて貴重なお話をおうかがいしました。
三会場に分かれて行われたその「授業」に、ほんの少しだけお邪魔することができました。
わずかな時間ではありましたが、どの会場も、先生方それぞれのお人柄がおのずとうかがわれ、刺激に満ちた「授業」が展開されていました。
まだまだ先行き不透明な中学の時代に、こうした「人生の大先輩」から直接お話をうかがうことができる生徒たちはつくづく幸せものといわざるをえません。
大学や学部といった直接的な進路選択にいたる前段階において、その先の人生行路にかかわる大切な学びの場がここにはありました。
◇ 小野寺 純子(おのでら すみこ)先生
株式会社GKデザイン機構 取締役事務長
「創 ・ creationの視点から」 無から有を生み出す創造力
…デザイナーの仕事は、真っ白な「無」の状態から形ある「有」の世界を生み出すことにあります。その「創造力」は、ものをしっかりとみたうえで深く考える「観察力」と、それを自分自身が感じたうえで相手に伝える「表現力」とに支えられています。…
◇ 長谷川 健司(はせがわ けんじ)先生
管清工業株式会社 代表取締役社長
「工 ・ technologyの視点から」 ポジティブに生きる
…ライバルの存在を自分にとってどう位置付けるかが重要なポイントとなります。真のライバルとは、決して蹴落とす存在ではなくリスペクトする対象であって、それゆえに負けたくはないとがんばる原動力を生み出す目標物なのです。…
◇ 日比谷 武(ひびや たけし)先生
富士ゼロックス株式会社 顧問
「商 ・ businessの視点から」 礼と感謝
…商売はその社会が安定してこそ成り立つものといえましょう。だとするなら、今のグローバルな時代にあっては、世界全体が平和で安心できる状態でなければなりません。また、価値の創造のためにはモチベーションアップが不可欠です。…