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平成21年度 高校1年「弁論大会」.

投稿日2010/2/22

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今年度も残りわずかとなった今、高校生となった「わたくし」は、はたしてどれだけ心の成長が遂げられたでしょうか。
同世代の多様な価値観に触れることをもって自らそれを実感しうる場でもある高校1年「弁論大会」
クラス内予選を経て臨んだ今日の全体会。生徒代表ならびに担当教員によって「論旨」・「表現」・「態度」の3つの観点から審査されました。
 
今年は、「社会的な事象に関する内容が多く見られました。それはみなさんの視野が社会的に広がったことの証しでしょう。」(W先生講評より) とあるように、自他の関係性を社会という枠組みの中で誠実にとらえた弁論が目立ちました。
 
さらに、弁士等のそうした堂々たる姿勢に加え、聴衆のまじめな態度もまた、この大会の意義をいっそう高めるものとなっていました。
 
以下、その発表内容と審査結果です。
(次のページをご覧ください)
 
        

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 1 男子1組  M.H  自由
…思えばこの弁論大会のテーマも特定されることなく「自由」であったことは、どれほど自分を苦しめたことか。まさに「自由」という名の「不自由」に開眼。真の「自由」に一歩でも近づくには、自らの欲をコントロールしうる「思考」がすべてと力説。
【優秀賞】
 
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 2 男子8組  S.T  やはりここは県外移設
…普天間基地問題に真っ正面から体当たり。自然破壊や治安の悪化など、移転先の悩みは尽きない。二者択一の難しさを抱えて、それでも基地周辺の人々の安心とこの問題に少しでも関心をよせてほしいとの願いを切々と訴えた意義ははかりしれない。
【優秀賞】
 
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 3 男子3組  T.H  矛盾について
…昨今のエコブーム、ETC制度など、かえって環境悪化を助長している世の矛盾をするどく指摘。ただものごとには必ず相反するものがある。そこから互いの妥協点を模索していく「矛盾」なくして我々の成長は望めない、と180度の展開はお見事。
【優秀賞】

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4 男子4組  N.T  正しい言葉遣い
…よく耳にする「ら抜き言葉」や誤読など数知れず。それらは、文法上のルールを逸脱していたり、意味をなさないはずの言い回しであったり。それもこれも、他人の言ったことを鵜呑みにしてしまうことが要因だ。自分で調べる努力と勇気をとの提言は実に前向き。
 
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 5 男子6組  Y.H  文化に触れることの重要性
…普及しやすい現代版流行音楽に比べ、作曲者の感情の起伏や各楽器のハーモニーが命のクラシック音楽。こうした文化は国家の礎である。それゆえ、文化のもつすばらしさを一人でも多くの人々に伝える担い手になりたいとは、実にたのもしい限り。
 
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 6 女子1組  M.T  地球温暖化について

…「夏」との関係は平行線のままの「わたくし」。夏の、虫・騒音、そして暑さ。そんな中でいただいた親子丼は、母の愛情が七味唐辛子をしてたっぷり注がれたホットな出来映え。こんなグローバルな問題であっても、身近で個人的な領域に引き寄せることこそすべて。
 

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 7 女子4組  S.F  差別とは
…「わたしは日本人です。また台湾人でもあります。」・・・「ハーフなのに」「ハーフだから」、こうした言葉は仮想の敵を作りかねない人間のさもしい仕業だ。「わたしは両国の血をひいていることに誇りをもっています」との彼女の叫びは今も心に響く。
【最優秀賞】
 
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 8 女子2組  M.O  non-stop?
・・・ことばの中には、実にあいまいで境界線のはっきりしないものも多い。それを補うには、究極のところ、自分自身の「判断力」を磨くしかないのだが。それでも、大人には「グレー」の存在であって欲しくはないとの厳しいご指摘に、「きもい」、「やばい」などとつぶやく「こども大人」も多いのでは。
 
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 9 男子7組  M.M  愛国心
・・・そもそも「国」というものは、水や空気と同様の存在である。そして、先人たちの遺志の上に今のわたくしたちの存在は成り立っている。ゆえに、祖国を愛することなくしてどうして文化伝統を守ることができようか。亡国論にあらず、貴重な興国論なり。
【優秀賞】
 
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10 男子5組  Y.I  レジ袋の有料化
・・・いかなる取り組みも功罪相半ばするといったところか。この「レジ袋の有料化」も例外ではない。とはいえ、否定的な考え方に終始していては何事もなしえない。たとえ小さな取り組みであっても一つ一つ積み上げることで大きな成果につながると堅実さを強調。
 
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11 男子2組  T.T  キャンプ
・・・冬休みに母の勧めで参加することになった「英会話合宿」in福島。いやいやながら出かけたキャンプで得たものは何だったのか。それは今の自分に欠けているものを示唆してくれた多くの人との出逢いだった。与えられた環境を生かすも殺すも自分次第とは実感がこもる。
 
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12 女子3組  Y.Y  世界が平和になるために
・・・昨夏、3週間のケンブリッジでの短期留学で得たものとは。国籍や肌の色、そして当然言語の違いがあってもそこでの「小さな世界」では一切もめ事も諍いも生じなかった。人は相手に興味関心を寄せることで理解が深まり合う。無関心と偏見こそが元凶なり。
【優秀賞】

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