気づけば、前庭の「宮城野萩」(白花萩)が、風に揺れるころとなりました。
秋の七草でもあり、『万葉集』にはもっとも多い百四十二首も収められています。
秋風は涼しくなりぬ馬並めていざ野に行かな萩の花見に (万葉集 よみ人知らず)
当時は、こうして「秋」を拾いに、こぞって野原へ花見に出かけていた様子が伝わってきます。
その花言葉は、奥ゆかしく咲く姿そのままに、内に秘めた「思い」とのこと。
折しも、今日から学校主催による秋の「説明会」がスタート。
まずは、中学入試対象の会が、男女別におこなわれました。
映像を通じて在校生たちによる学校自慢もあり、
「久我山」のさまざまな取り組みがきめ細やかに紹介されていました。
参加された受験生とその保護者のみなさまの、
「久我山」に寄せる純粋な「思い」が会場に充ち満ちていました。