秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
藤原敏行 古今和歌集
日中は、まだまだ蒸し暑さが残るものの、朝晩は「風の音」のみならず、「虫の声」がいよいよ本格的な秋の訪れを告げています。
「灯火親しむべし」とも。
涼しい秋の夜長は、一年を通じてもっとも読書に適しています。
積読から精読へ。
草むらのそれらに負けぬよう、わたくしたちもまた「本の虫」となるべき時を迎えたようです。
ところで、現在図書館には、夏休み前に実施された「ライブラリー・ツアー」の様子が掲示されています。
その第一回目は、國學院大學渋谷キャンパスの図書館を訪問。
ふだんはなかなか目にすることのできない貴重な古文書などや、併設の博物館をも見学することができ、とても有意義な時間を過ごしたようです。
お近くにお出かけの際は、ぜひ大学にもお立ち寄りください。