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捩花、立てり.

投稿日2016/6/17

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また、この季節がやってきました。
夏至の頃から花をつけ始め、入道雲わく夏本番ともに姿を消していく。
身を捩るようにして、ありったけの花をまといつつ天に向かってのびゆくその花の名は、
 
 捩花(ネジバナ)
 
その別名が「捩摺」(もぢずり)ときけば、合点のいく御仁も多いはず。
 
 みちのくのしのぶもぢずりたれゆゑに
  みだれそめにしわれならなくに

               『小倉百人一首』
 
ところで、
どこに咲いているかご存じでしょうか?
意外なことに、だれもが日々行き来している本館前の芝の中・・・。
 
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折しも今日は、先日の高校1年生につづいて中学2年生の《華道実習》の日。。
取り組んだのは、ちょうど「たてるかたち」。
 
人の手によって、あらためて命を吹き込まれて立つ花もあれば、
生き抜く工夫の結果、自然と身を捩るようにして人知れず立つ花もあり。
 
梅雨の中休み。
しばし歩みを止め、姿勢を低くしてながめてみてはいかがでしょう。
そこには無数の「捩花」の群れが別世界を演出しています。
その途上では、いろいろと困難があっても、
最終的にまっすぐのびていくことの尊さを教えてくれています。

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