午前8時34分。
「緊急地震速報」が、突然校内に鳴り響きました。
今年度、初の「災害避難訓練」は、首都直下型の大地震がきたという設定で行われました。
8時34分……「朝の10分間読書」を終えてホームルームの最中のこと。
各クラスともまずは、身の安全確保のためにその場で「第一次避難」に入ります。
小学校でも訓練が徹底していたことを思わせる迅速な対応が中学1年生のクラスでもみられました。
そして約1分後、揺れがようやくおさまったのをみてのち・・・
建物の倒壊から身を守るためにも、すみやかに校舎から出て、あわてず騒がず、決められた経路をたどって、高校グランドへ「第二次避難」にうつります。
そして、全員の安否確認が完了したとき、時計は8時44分を指していました。
警報発令から、ちょうど10分。
「第一次避難」の1分間を考慮にいれると、2500名近くの全校生徒が9分間でひとところに避難をすることができたということになります。
もっとも早ければいいというものでもなく、いかに安全にかつ確実に動けるかがこの訓練では試されたわけですが、生徒諸君の動きはその点十分及第点に達していたのではないかと思います。
「備えあれば憂えなし」
大切なのは、「このあと」。
備蓄品のストックは十分か?
安否情報の発信準備は?
近隣の住民の方々との連携は?
・・・・・・
実際のところ「憂え」は尽きませんが、
各個人としても、この機会に、家庭においての取り決めを今一度
きちんと確認しておくようにしたいところです。
※ 保護者のみなさまへ
本日、訓練の一環として
緊急時のメール配信システムである
〈パスモバイル〉を利用して
加入者全員に試験送信しました。