高校2年生対象に行われている恒例の「歌舞伎鑑賞教室」。
今年も、国立劇場(半蔵門)主催の六月歌舞伎鑑賞教室に足を運びました。
六月の演目は、河竹黙阿弥による生世話物、〈新皿屋敷月雨暈(しんさらやしきつきのあまがさ)〉。
いわゆる「皿屋敷」伝説に基づく、江戸庶民の素朴な喜怒哀楽を生き生きと描いたお芝居ですが…。
くれぐれも「お酒」は二十歳になってから……また、飲み方にもご注意のほど……(笑)
今回、その主役、魚屋宗五郎は、芝翫襲名を間近に控えた中村橋之助が演じてくださいました。
なお、この本編に先立ち、「歌舞伎のみかた」では、回舞台やせり、すっぽんの花道など、歌舞伎のイロハについて解説がありました。
時代は変わっても、人の情のあたたかさには思わず涙するものでございます。