ふだんはなかなか味わうことのできない濃い時間を過ごした〈研修会〉も、あっという間に4日目の最終日を迎えました。
その集大成として、この「国立中央青少年交流の家」において仲間とともに培った団結力を、記念歌の合唱や集団行動などのクラス対抗コンテストによって競い合いました。
どのクラスも、リーダーとなる委員を中心に、自分たちで練習の機会を積極的に設けては、その都度修正点を確認しながら本番に臨みました。
その結果は、どのクラスも甲乙つけがたいもので、共通して前向きな気持ちがぎっしりつまった発表ばかりでした。
「…本気でやること、一生懸命に取り組むこと、その姿は見ている人をとても感動させるものです…今日の歌もあいさつも号令も、そのすべてが初日のそれよりもずっと澄みきったものに聞こえました。それはきっときみたちの今の心のあらわれにほかなりません…」 (男子部長S先生の講評より)
「…研修会というこの特別な時間と場で、その成果を示すことができるのはある意味当然のことかもしれません。この研修会の真価は、これから以降、学校あるいは家庭での日常生活においてここで会得したものを生かせるかどうかにかかっています。」 (体育活動指導S先生)
この期間中、何週も何週も行進したグランドや仲間との共同生活の場となった各宿泊棟のかたわらで、溶岩が堆積した恵まれない厳しい環境にもかかわらず、今なおたくましく根を張り成長をつづけている、かつての卒業生が植えていった銀杏や山法師といった記念樹たち。
またここに、300名近い久我山健児がその仲間入りを立派に果たしました。