曇天ながらも昨日にひきつづき、一日中その雄姿を余すところなく見せてくれた富士のお山に守られながら、二日目の研修も十分に汗を流しました。
なかでも、特筆すべきプログラムは、今年初めて導入した、富士山に対する文化的アプローチ。
外部講師をお招きして富士山の歴史や自然、ひいてはその文化的な側面について、「富士登山の今昔物語」と題した貴重なお話を頂戴いたしました。
その講師は、現在「富士山文化舎」の理事でいらっしゃる菅田潤子さん。
月に一度、「富士山事記(ことふみ)」の発行やインタープリターとして修学旅行その他の案内をなさるなど、文字通り「富士山」の文化的遺産の価値を様々な形で広く発信することに尽力されていらっしゃる方です。
なお、旦那様は、なんと今年還暦を迎えられたという本校の卒業生とのこと。講演後には、その旦那様が現役当時、同じこの研修会にて植樹したところの「銀杏並木」を感慨深くご覧になられたようでした。
そうした、人と人とのかけがえのない縁を感じる貴重なひとときともなりました。
一方、昨日よりさらにバージョンアップした集団行動では、各クラスとも練習を重ねるにつれ、その団結力が高まっていくのが、はたで見ていても手に取るように伝わってきました。
そのまとまりとがんばりにご褒美として活動の最後におくられたのが、「クラス全員リレー」。
ここにもまた、一人が仲間のために、仲間のみんなが一人のために何ができるのかを身をもって学ぶ仕掛けが隠されていたようでした。
明日は、いよいよ「ふじやま一万尺」へチャレンジです!