来たる5月27日は、男子部・女子部とも学年別にさまざまなイベントに取り組む予定になっています。
そのうち、女子部の高校2年生は、古都「鎌倉」へ。
今日は、その事前学習として「文学」と「歴史」の側面からあらためて「鎌倉」を見つめなおす機会をもちました。
「文学」編では、鎌倉ゆかりの文人たちのうち、かの大仏をうたい上げた与謝野晶子の
鎌倉やみほとけなれど釈迦牟尼は美男におはす夏木立かな
の一首とともに、ある年のバレンタインデーにはその「美男」の膝の上に大きなチョコレートがそっと置かれていたらしいとのエピソードなども交えて……。
さらに、夏目漱石の三部作『門』の舞台になったことをはじめ、芥川龍之介や太宰治なども移り住んで執筆活動をしたことなど、興味深い事実が次々に紹介されました。
一方、「歴史」編では、由比ヶ浜に伝わる静御前の哀史や、頼朝の「奥方」、北条政子を中心に、鎌倉時代がこの国のみならず世界史上たぐいまれなほど、女性の地位が高く、「表」の世界を取り仕切る男性と「裏」舞台を支える女性との共同経営が実現していた時代であったことが説明されました。
なお、東慶寺などの境内にかんざしを投げ入れることをもって、追手を振り切り、縁切りそのものを認めるとした当時にあやかり、当日、生徒諸君が次々にそんな寺に駆け込むことにならないか、心配なところですが……
そんな不安をよそに、人気スポットは、現金にも銭洗いの弁天様かもしれません……(笑)
以下、過去に実施された同じ高校2年生の女子と中学2年生の校外学習のスナップより。