インドネシアから来日中の中学生44名(男子13名・31名)が、今日一日学校訪問にやってきました。
アジアの国同士とはいえ、生活習慣や宗教など、大きく文化の異なるこの国の学校生活が、はたしてかれらの目にはどう映ったのでしょうか。
一方、マンツーマンでサポートにあたったバディの本校生徒たちにとっても、お世話することを通じてかえって学び得るところの多い一日となったようでした。
とりわけ、敬虔なイスラム教徒として一日五回行う「祈り」の時間については、メッカの方角を向いて行うのその真剣な眼差しと作法を目の当たりにするにつけ、信仰が大切な精神的支柱となっていることをあらためて痛感させられるひとときとなりました。
その返礼とばかり、日本の文化の一端に触れていただこうと、放課後の時間を利用して、柔道、茶道、筝曲の体験や、女子については浴衣の着付けを通じて本格的に帯を締めることにも挑戦してもらいました。
柔道の投げ技の演武に思わず感嘆の声をあげたり、生まれて初めてつま弾く琴の音色に歓喜の表情を浮かべたりと、久我山ならではの体験をすることができたようでした。
なお、明日は井の頭公園などを散策したのち、久我山周辺の地域探訪をする予定です。