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エレガンスとは…@女子部中学2年〈働くということ〉.

投稿日2016/5/6

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  平成28年度 シリーズ『働くということ』
    〈経済同友会 出張授業〉
 
      女子部 中学2年
      “働くということ”
    ~ 人は、なぜ働くの? ~
 
    講師  小島国際法律事務所
        弁護士
         小島 秀樹 先生
 
    日本企業の海外直接投資や日本市場に進出する外国企業へのカウンセリング
    国際企業間の契約問題や法的紛争(ドラフティング、交渉、裁判、国際仲裁等)

 
 
いったい、人は何のために働くのでしょうか?
家族のため? お金のため? それとも・・・
そんな素朴な疑問に対するひとつのこたえを、
人生の「大先輩」からお聴きする貴重な機会です。
 
このたびの講師、小島先生からは
「働くということ」が人に何をもたらすのかということに加え、
女性として、「エレガンス」(優美さ)を生むもとに何があるのかについてもお話くださいました。
 
  
□ 自分にとって仕事とは何か
仕事とは、なにより自分自身に生きている自信を与えてくれるものです。
そのうえで仕事によって得られるものは、「経済」、「やりがい」、「栄誉」、「社会との接点」、「自己の存立」などととらえることができますが、これらは年代によって変化していくものだと思います。
  
□ 職業人としての生きがい
私の場合、法律を切り口として、世界中の人と出会い交際することができます。
このように、自分の専門をしっかりともつことが生きていく世界を広げてくれるのです。
 
□ 仕事で成功する方法
一定の方法はありません。
ただ、その仕事をしたいという強い願望が情熱を生み、さらに行動的な自分を創り出していくことになるでしょう。
 
□ 学生として試験に成功する方法
まずは集中力です。それに加えて健康管理も大切です。
また、魅力あふれる人物として、この人とはもっとじっくり話をしてみたいと思わせる人であるかどうかという点も大事な要素かと思います。
私はそのような人として、西郷隆盛をあげたいと思います。
 
□ 中学・高校時代の夢
まず正直なところ、夢はありませんでしたし、今もありません。それでもよいかと思うのです。
夢だけでは勉強や努力の直接的動機にはなりにくいからです。
それに対して、階段を上るなかで、短期・中期・長期に目標を立てていくことが大切になるでしょう。
 
□ 理系も文系も必要
組織の上に立つほど、理系・文系の別なく双方ともに理解できた方がよいといえましょう。
この分類は、あくまで大学において専門家養成を制度化した分類に過ぎないのですから。
 
□ 身につけておくこと
 - 礼儀、挨拶を身につけよう
 ― 同級生との友情・約束・遊び・勉強を大切にする
 - 部活に力を入れる
 - 映画を楽しむ(草原の輝き・赤ひげ 等)
 - 本に親しむ(武者小路実篤・志賀直哉 等)
 - 体を鍛える
 - 音楽/美術/小説 (柔軟・社交的な性格をつくる。経営者に必要な要素)
 - 興味を追求してみる
 - 語学
 - 食事や医療の勉強
 
□ 大学も資格も手段
大学は目的ではなく、あくまで手段です。
有名大学を出た弁護士の教育をしていて感じることは、その四分の一ほどの人は、実務であまりその能力を発揮できていないということです。
思うに、この仕事に向いていないのか、仕事のセンスがないからなのか、資格やブランドに甘えているからなのか、いずれにしても仕事を通じて残念ながら自分自身を生かし切れていないのです。
 
□ 最後に…
上品さを意味する「エレガンス」とは、その人の「優美さ」でもあります。
みなさんには、ぜひエレガントな人になってほしいと思います。
そのためには心の「謙虚」さが不可欠です。ただし、「謙虚」であるということは、決して黙っていることではなく、常に現状の自分自身に満足しないことを意味します。
そして、勉強をしないことによる「謙虚」さは無知以外のなにものでもなく、勉強を積み重ねてなお「謙虚」でありつづける姿こそが「エレガンス」とよべるものでありましょう。
 
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 ~保護者の方も熱心に耳を傾けていらっしゃいました~

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