時折春雨の激しく降りそそぐ中、今年の桜花は、例年にも比してひときわ辛抱強く健気に咲きつづけてくれました。
それはあたかも、今年の新入生のいかなる逆境にも負けない不屈さを暗示しているかのようでもありました。
また、式の前後には、そんな花冷えの陽気を忘れさせてしまうほどに、記念撮影のほのぼのとした列が長くのびていました。
あふれる命を風にのせて
欅の若葉が歌ってた
流れる光を両手にあつめ
薄紅海棠燃えていた
あの日ここから始まり
いくつもの季節を数えながら
あの人にめぐり逢い
あの人と語り あの人と生きた
素晴らしいあの人と……
『それぞれの季節』(創立四十五周年記念歌~女子部の歌~)より
どうかこの感激と新たな出逢いを忘れずに・・・。
「…本校、ならびに母体である國學院大學の建学の精神に通じる「思いやり」のこころ。
それは、このグローバルな時代にあって、お互いに「違い」や「個性」を認めあうことに通じています。…」
「…明るく元気であること、さわやかに笑顔であいさつができること、そして何をするにも『五分前の精神』で臨むこと、これらのことが当たり前に自然体でできますように…」
〔学校長式辞(中学・高校統合)より〕