朝晩の冷え込みは残っているものの、日中は早くも春本番を思わせるポカポカ陽気に包まれました。
そうしたなか、ことのほか喜びを全身であらわしていたのは、理科会館のベランダに置かれた菜の花たち。
時同じくしてグランドで汗を流す部員たちに負けぬよう、その花言葉のごとく「快活」にして「元気いっぱい」咲き誇っていました。
一方、目の前の染井吉野も梢の蕾が一気にほころんだようにも見えました。
こうして、春色に染まる季節のまぢかなのは、この上なく喜ばしいことではありますが、学園に新たな仲間たちを迎え入れるそのときまではなんとかもってほしいものです。
俳人の加藤楸邨の作品、「木の葉ふりやまず いそぐないそぐなよ」風に……
桜の蕾ほころびぬ いそぐないそぐなよ
お粗末