思い出の沢山詰まった「観覧車」に乗る「雨(娘)」と「朝晴(父)」
昨日、ご紹介した中高合同演劇部による
冬期公演2010『雨と夢のあとに』の舞台を初日の今日、さっそく観てきました。
男や女といった性差や、
孫と祖父母まではなれた歳の差も
懸命に乗り越えながらの熱演の連続は、
100分間という長丁場をまったく感じさせない
素敵なメッセージに充ち満ちたステージでした。
「心がつながっていない人間には、
目に見えないものがあるんだ。」
「幸せになれる唯一の方法は
誰かを深く愛することなんじゃないかな。」
「雨と夢のあとに 」
とかく、目に見えるものばかりを追い求め、それしか信じることが出来なくなって、あげくの果てにその欲に溺れていくわたしたち。
でも、もしかすると本当に大切なものは、実は目に見えない、それだからこそかえって各自の心の中に点る灯火のような身近な存在なのかもしれません。
会館を出ると、外はあいにく冷たい雨が音もなく降り続いていました。
それにもかかわらず、とてもあたたかな何かが身も心も確かに包んでくれるのを感じて帰途につきました。
明日は、2日目、早くも千秋楽です。 (13日 18:20 開場17:50 久我山会館)
涙あり、笑いあり。
夏を舞台としたお話、
その真冬の公演ながらも、
夏以上にホットになれる作品です。
みなさま、どうぞお誘い合わせの上、ご鑑賞くださいませ!