今年度の「授業」も、残り少なくなりました。
試験前のピリピリとした空気が漂う中学1年生の廊下に、こんな楽しい「レポート」作品が……。
おそらく、国語の授業を通じての「作家研究」でありましょう。
精密でカラフルな女子生徒の作品に対して、男子生徒のそれらで目を引いたのは、作品の頭に付された「タイトル」。
その多くが「芥川新聞」や「龍之介新聞」であるなかに、
「トロッコ新聞」や「…魂新聞」など、ひとひねりしたおもしろいものも。
そして、ひときわ異彩を放っていたのが…こちら!
これにはさすがの芥川龍之介も『河童』顔で真っ青でありましょう!(笑)
厳しい追手の「尋問」から逃れ、すべてを煙に巻くように『藪の中』めざして『トロッコ』で脱走した挙句、すがりついた頼みの綱ならぬ『蜘蛛の糸』も、最後の最後にプツンと切れて……嗚呼、哀れなるかな、『或阿呆の一生』よ。(笑)