本格的な大学入試シーズンの幕開けを告げる「大学入試センター試験」の初日を迎えた今日。
学校のご近所の庭先には、例年よりも一足早くロウバイの花が芳しい香りをあたり一面に漂わせながら受験生にエールをおくりつつそれぞれの「春」の決して遠くないことを告げているようでした。
その後、試験場となっている大学へ激励に立ち寄ったその帰り、学校にほど近い天神様にもお参りし、まさに奮闘のただ中にある生徒諸君の健闘をあらためて祈ってきました。
その境内にも、幸先よろしく紅梅がひとつふたつとしだいに花開きつつありました。
ところで、こうした受験への「挑戦」といった「挑む」という漢字ですが、旁の「兆」は古代中国での吉凶を占った亀の甲羅をかたどったもの。そうした未来を、ただ神頼みとするのではなく、あくまで自分の「手」でしっかりとつかもうとする姿こそが「挑」という字の由来なのです。
どうか自信をもって、これまでに培って来た力を大いに発揮し、それぞれのたしかな未来を自分自身の手でつかんでほしいと思います。