試験初日の朝。
この季節にあって、めずらしい「花」を正門の傍に見出すことができました。
その名は… シダーローズ。
シダーは「ヒマラヤ杉」(マツ科)、ローズはもちろん「薔薇」のこと。
いつのまにやら、今年も花びらが幾重にも重なり合ったような木彫りの「薔薇」の花たちがいくつも地上に舞い降りてきていました。
実際には、ヒマラヤ杉の球果(松笠)の皮が次々にはがれ落ち、最後に残ったその頭の部分がちょうど薔薇の花弁そっくりに形づくられているのですが…。
とはいえ、冬日であってもその光を浴びると、ほんの少しその花弁を開いていくというから、その存在はどこまでも神秘に満ちています。
花言葉は、「たくましさ・あなたのために生きる」。
どうやら、試験に向かう「在校生」に対して、正門にて静かにエールをおくっていたようです。