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能装束をコーディネイトしてみよう!@女子部高校1年《特別講座》.

投稿日2015/11/2

 
 
高校1年生
を対象とした《能楽》教室も4回目を迎え、いよいよ「能装束」体験へ。
とはいっても、その命ともいうべき「面(おもて)」をはじめ、着物そのものや「蔓帯」、「扇」といった小物類まで、まず直接触れることなどできない代物ばかりです。しかし、ありがたいことに、またしても卒業生である能楽師高橋忍さんのおかげで、そうした貴重な品々を実際に手にとったり身体にあててみたりする稀有な体験を積むことができました。
本日は、その高橋さんと着付けのモデル役として同じ金春流の中村昌弘先生のお二人が来校され終始なごやかな雰囲気のうちに進められました。
 
  第四回 女子部高校一年《能楽教室》
  「能楽:能の装束をコーディネイトしてみよう」
  講師:金春流能楽師 高橋 忍先生  中村 昌弘先生
  11月2日(月) 13:00-15:00 女子錬成館
 
なお、このたびの能装束のテーマには、女子対象らしく『羽衣』が採択されました。
秀麗なる富士と見事な白砂青松の景観を今もたたえる三保の松原を舞台とした『羽衣伝説』。
この物語にもとづいた能のシテは、いわずと知れた、まさにこの世のものとは思われぬほどの美しい「天女」
 
はたして、そんな「偽りなき」天上界から舞い降りた「天女」の装束を、久我山の撫子らは、どんなふうにコーディネイトしていったのでしょうか。
 

  
まずは、もっとも肝心な「面」の選択から。
数ある候補の中から多数決で選ばれたのは、目鼻口が間延びしていないまとまった若い女性の「面」でした。
 

 
続いて、大切な「羽衣」も黄金も入ったこれまた天女にふさわしいものが選ばれました。
 

 
また、ブラウスに相当する「箔」や・・・
 

  
下半分しか目に触れない「腰巻」は、若い女性には必須の「色」である「紅(いろ)」が入ったものがきちんと選ばれていました。
 
  
その他、「かずら帯」から「扇」まですべてが決まり、いよいよ着付け段階の実演へ。
 
 
  
そして最後に、 「天女」の象徴である「天冠」をかざしたところで・・・
 
 
  
・・・生徒たちのすばらしいコーディネイトに天女も感涙にむせび…(笑)
 
そして最後には、有難いことにその装束を身にまとって『羽衣』の一節を披露。
朗々と響く歌声と美しい舞い姿に、みんなの目は釘づけとなりました。
 
  ★ 動画 → 羽衣より(約2分30秒)

  
 
      ★  『羽衣』  シテ 中村 昌弘   地謡 高橋 忍  ★
 
 
 
 最後に、中村先生から…
 
「…女性らしく美しいものには敏感でありつづけてほしいと思います…」
「…今も昔もこの国で文化を育てるのは女性なのです…」 
 
 含蓄のあるお言葉でお開きとなりました。

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