昨日にひきつづき今日も朝から暑い一日となりました。
そうした中、今朝は中学生が一堂に会しての「朝礼」が行われました。
そこで、この陽気以上にホットなニュースが紹介されたのです。
なんと、女声コーラスを追求して地道な活動を重ねてきた「中学音楽部」が、このたび創部以来初めて「全国」の舞台に立つ切符を見事に手に入れたのでした。
先日の連休、都の代表の選出も兼ねた《第62回 東京都合唱コンクール》が開かれました。
そこで、本校は「金賞」とあわせて「教育委員会賞」を受賞、その結果として、晴れて都の頂点に立ち、代表の座を射止めたのでした。
その「全国」のひのき舞台は、10月28日盛岡市の岩手県民ホールにて開催される《第60回全日本合唱コンクール》のステージになります。
朝礼では、そうした快挙の披露をかねて、代表生徒二名にあらためて都のコンクールの賞状とトロフィが校長先生から手渡されました。
これには、全校生徒からもあたたかい拍手がおくられていました。
ところで、「全国」大会の開催される岩手の盛岡といえば、歌人、石川啄木の故郷でもあります。
いわば、歌のまち。
その啄木といえば、日常語を駆使した三行書きの短歌が特徴の生活派歌人です。
そんな啄木の代表的な歌集『悲しき玩具』から一首。
初めての「全国」への言い知れぬ不安と期待、そんな二律背反する複雑な思いをかかえる今の中学音楽部員らの気持ちに通じる一首に違いありません。
新しき明日の来るを信ずといふ
自分の言葉に
嘘はなけれど―――
啄木