いにしへの 先ゆく人の 跡見れば 踏みゆく道は 紅に染む 新渡戸稲造 創立記念日にあらためて思うこと。 私たちが今こうして在るということについて。 順風に帆を上げたわけではなく、敗色濃厚な厳しい逆風のなか、 あえて学園の創設に踏みきった創立者の先見と、 多くの先人の並々ならぬ努力と熱意に感謝しなければなりません。 私たちが今こうして歩みをつづけていられるのは決して私たちだけの力ではない。 そうした先ゆく人の汗と涙の苦労の上に成り立っているということを。 ~ 平成二十七年十月二十日 上越国境 錦秋の谷川連峰 にて ~