松無古今色 (松に古今の色無し) 平等であることの普遍の価値を説いた掛け軸。 そのかたわらには、野に咲く素朴な菊の花などがあしらわれ… 「お手前」の雰囲気もあらたまった感じに引き締められていきます。 とはいえ、季節の花である「秋桜」を模った茶菓子が手元に運ばれるに至っては、にわかにその表情もときめいて、おのずと場も和んでいきました。 「一期一会」なれど、お年頃にはやはり、「花より、お茶より…」でありましょうか。