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秋天の城.

投稿日2009/9/24

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うらめしいほどに澄んだ秋晴れの一日でした。
 
ところで、みなさんはこの久我山の校舎から何をイメージしますか?
 
さらに・・・
 
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この正門は?
 
その昔、前庭の位置にあった木造校舎が取り壊され、
新たな校舎が竣工をみたのは、今から四半世紀前の創立20周年記念のころ。
ちょうど、日本中が初めての「オリンピック」開催に沸き返っていた時代でした。
 
起工にあたって当時の学校長が『校報』にその感慨を次のように述べています。
「・・・教育は校舎ではない。ましてや外観の美しさや新しさがそれを価値づけるものでないことは当然であるが、時代と共に進む諸君の育ちの中で、荒けずりの強さを包んで、新しく美しい情がにじむようにと、未来の久我山の姿に心を砕いた夏であった。」
 
そうして、この「城郭」を思わせる「校舎」に、「石垣」をイメージした「正門」「未来の久我山の姿」となって今に引き継がれてきました。
 
 
私事になりますが、先日、ちょうど現在上映中の『火天の城』(公式サイトはクリック)を観にいってきました。
幻の「安土城」建立の秘話を題材とした原作の映画化です。
 
その中で、織田信長はつぶやきます。
「城づくりは、国づくりじゃ。」と。
 
また、未曾有の大事業を任された宮大工の棟梁、岡部又右衛門は、
「木組みは、木一本一本のくせをよまねばなりません。
そして、作事は、職人一人一人の心を組んで為すものでございます。」
と。
 
さらに、その妻、田鶴もまた、
「妻(女)たるもの、(家中において)いかなるときも笑顔を絶やしてはなりませぬ。
 夫(男)たるもの、その微笑みの裏でその人がどれほど辛い思いをかみしめているかを知らねばなりませぬ。」
と。
 
 
さて、みなさんの心眼には今、
この「久我山城」に組まれた
一人一人の
さまざまな心が
映し出されているでしょうか。
 
             合掌

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