今朝方、玉川上水沿いの通学路にて、この時期、野原や湿った川岸などを好む「野萱草(のかんぞう)」に出逢うことができました。
ちなみに、同種で花びらが八重のものは「藪萱草」。
実のところ、この花、わずか一日だけのはかない存在なのです。
その証拠にギリシャ語では「ヘメロカリス」〈hemera(一日)+callos(美)〉。
とはいえ、花言葉は、「苦しみや悲しみからの解放」。
ここには、はかない命を賭して、必死に人々を「辛苦」や「憂愁」から解き放とうとする、「一日花」の「矜持」を感じることができます。
さて、いよいよ試験勉強も大詰め。
その「苦労」が報われて、来るべき「夏四十日」へ気持ち良く自らを解き放つためにも、この一日一日をどうか大切に…。