中学1年生対象のフィールドワークとして長らくつづけられてきている〈久我山周辺地域探訪〉。
今週から来週にかけ、梅雨の間隙を縫うようにして各クラスごとに実施されています。
今日は、大正年間に起こった関東大震災の影響により、深川をはじめとする下町の寺院が宗派を越えて「集団疎開」して形成された寺町を、女子のクラスとともに巡りました。
まずは、寺町最大の妙壽寺へ。
震災当時、爆風で穴の空いた「割れ鐘」や、先の東日本大震災にて倒壊した石灯籠、さらに宮澤賢治の詩碑など、熱心に見学していました。
つづいて、かの浮世絵師、喜多川歌麿のお墓のある専光寺へ。
「あれれ、お墓には『北川』って刻まれている???」
なかなかいいところに目をつけましたね。
墓石の脇の百日紅がまもなく花開きそうな気配でした。
そして、寺町の最後は、鴨の飛来地として名高い高源院へ。
池の面には、日の光を集めるように睡蓮やコウホネが花開いていました。
……おまけは、鴨池にて甲羅干しするカメ君たち。(笑)
実に気持ちよさそうでした。