閉じる
この記事は1年以上前の記事のため、内容が古い可能性があります。

「白杖」にかわる『ガイドグラス』を考案!@男子部中学3年〈QUEST〉全体発表会.

投稿日2015/2/26

この一年かけて男子部中学3年生が取り組んできた〈QUEST EDUCATION〉(クエストエデュケーション)プログラム
 
  ※ 導入プログラムの詳細は こちら 
 
    クエストエデュケーションプログラムは、
    現実社会と連動しながら「生きる力」を育む学習プログラムです。
    実在の企業や先人を題材に、リアルな学習テーマに取り組みながら、
    自ら感じ、考え、表現していく学習スタイルを実践します。
    チームでの活動を通して、社会や経済、 働くことの意義についての理解を深め、
    自律的な学習姿勢と豊かな創造性を育みます。  (『教育と探求社』公式webサイトより)
 
本日は、その集大成として、各クラスの代表グループが、それぞれ企業から出されていたミッションに対して、具体的な「提案」をプレゼンするという「全体発表会」の機会をもちました。
 
 
 
 
「若者が世界と出会うために HIS のリソースを最大限に活用した仕組みを提案せよ」
というミッションに取り組んだグループからは、「くじ引き旅行」や「フォトビンゴ」といった旅行にゲーム性をもたせることで若者の心を獲得しようとする「わくわく」プランが提示されました。また、プレゼン自体もニュージーランドの「ハカ」(舞踊)を披露するなどの身体を張った創意工夫がみられ、大いに盛り上がりをみせました。
 
 
また、「現代の食の危機を直視し20年後の食のシーンをデザインする新プロジェクトを提案せよ」という テーブルマーク からのミッションでは、「kantan」「kenkou」「kokusan」「koseiteki」をモットーとした「4Kプロジェクト」を提案、食の安全確保等を越えて、孤食といった人間関係が希薄になりがちな現代社会に一石を投じるともに、なにより「おふくろの味」を復活させようというホットデリカな思いがステージから立ち上る湯気のように伝わってきました。
 
 
そして、甲乙つけがたい中で最も高い評価を得たグループは、「まだ誰も発見していない問題を発見し、 オムロン の技術を駆使し解決策を提案せよ」というミッションに対して「ガイドグラス」という提案を示してくれました。
その「ガイドグラス」とは、ひと言でいえば「白杖」にかわる歩行器具であり、片手がふさがり道路の横断など危険極まりないという「白杖」に対して、GPS機能を内蔵し音声ガイドや両手が使えるといったメリットを併せ持つ「ガイドグラス」は文字通り視覚に障害を持った人にとってはなによりの転ばぬ先の杖となりましょう。また、使用者のみならず、その家族にとってもGPSのお蔭でその位置情報がリアルタイムに把握ができることもメリットとして添えられました。
なによりこのグループのすばらしかった点は、まず現状把握と既存のもの(この場合「白杖」)の問題点をきちんと洗い出しその解決に真摯に立ち向かったという部分と、もうひとつ、次のようなデメリットについても今後の課題として勇気をもって発表した点にあるでしょう。
 
それは、「故障」の壁と「法改正」の壁でした。
前者は技術的な進歩を望むことでクリアできるかもしれませんが、後者の法律の壁を乗り越えることはそう簡単ではありません。現状として「視覚障害者」に義務づけられた「道路交通法」に照らせばこの「ガイドグラス」を実際に使用することは今のところできません。
しかし、「当事者意識をしっかりともってたいへんスケール感の大きな提案」(HISの方の講評より)をしてくれたこのグループには拍手をおくりたいと思います。
 
 
このほか、同じオムロンのミッションに対して、健康管理アプリ「ヘルッター」を提案したグループは、他人に「いいね」や「よくないね」をクリックしてもらうことで、自分の健康状態をあえて人の目にさらしその増進に役立てるといった今の時代にマッチした斬新なアイデアも飛び出しました。
 
きけば、本校でも長らく中学生が全員参加で応募している「新俳句」の発表の場ともなっている 伊藤園 の「おーいお茶」パッケージは、このプログラムを通じて実用化されたものであるとか…。
近い将来、ここでの久我山生の提案が市場をにぎわすことになるかもしれません。

前の記事♪~想う言葉は “ありがとう” ~♪ @男子部高校2年〈修了演奏発表会〉第二部
次の記事熱のこもった演奏続々 @ 2/26 男子部高校2年〈修了演奏発表会〉第三部