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「鵜呑みにするなかれ」@ 2/20 男子部中学1年『今、私が思うこと』全体発表会.

投稿日2015/2/22

 
この週末、待ちに待った〈ルーヴル美術館展〉が書道展も開かれた国立新美術館(六本木)にていよいよOPEN!
さっそく初来日となったフェルメール『天文学者』(1668年)をはじめとする日常を描いた風俗画を鑑賞してきました。
 
椅子に浅く腰掛け、身を乗り出さんばかりに前のめりになりながら右手を天球儀に伸ばす科学者の姿。自らの頭で考えながらさらなる知的好奇心を満たそうとするその貪欲さを賞賛するかのごとく窓外から日の光が射し込んでいました。
 
さて、その前日・・・
 
「…巷にあふれる情報に流され、それを鵜呑みにするのではなく、あくまで自分の頭で考えることが大切です。…」
「…人は顔かたちが異なるように考えもまた十人十色。他人の考えにふれることによって見出されるのは、自分とは異なった考え方を知る内容面と、友の新たな一面を垣間見ての人間性といった二つの発見があります。…」
                          学年主任 Y先生 講評 より
 
 
 
中学校生活をこの「久我山」台上で過ごし始めて早いもので一年が経とうとしています。
ぶかぶかだった黒の詰襟姿もしだいに身体になじんできた今、全員が今ここに「思うこと」をみんなの前で発表しました。
今日は、あらためて学年全員が一堂に会して、各クラスから選ばれた代表者による全体発表会が催されました。
発表者はもちろんのこと、司会進行もすべて生徒自身の手になった全体会。
先生方もふくめ、耳目を属(しょく)した聴衆たちは、どんな「発見」を果たしたのでしょうか。

 
◆ J.N(3組) 意識したい、車内マナー

ヘッドホーンからの音漏れ、座席を占拠する荷物、無理な割り込み等々。これらの車内マナーに共通するのは、何かに夢中になっているという点だ。自分自身の生活をふりかえってみても、友達とのおしゃべりに夢中になってしまうことも。すべては、自分(たち)の世界だけを優先し、公共の場にあることを忘れてしまっている。社会は自他ともにあるということへの意識と配慮が必要である。

 
◆ T.K(1組) 省略される言語

スマホの普及もてつだって、日本語のもつ本来の形や機能が失われていく危険性を感じる。たとえば、「KY」や「あけおめ」といった省略言葉の類は数えきれない。もちろん目上の人に対して失礼極まりないことは言わずと知れたことだが、それでなくてもこうしたコミュニケーション不足が人間関係のトラブルを引き起こすことに。友達との距離を縮めることに役立つ面もあるが、使う場をわきまえねばならない。

 
◆ N.T(4組) 自分に対して

一昨年、自分の不注意から階段で転び大けがをした。今思えば、その時自分に不足していたのはひとえに冷静さだった。何をするにしても、自分の行動を第三者的な立場から眺めることが必要だと痛感した。そのためには、自分の中に、自分自身を見張るもう一人の自分を作ることが求められる。そのことは、単に自分を助けることのみならず、他者からの信頼を得ることにもつながるのだ。

 
◆ T.T(5組) 平和ということ

日本は平和な国ランキングで第8位という。しかし、これほど犯罪の絶えない状況をみると本当なのかと疑いたくもある。ちなみに第1位のアイスランドは人口の違いを差し引いても、犯罪件数のうち殺人が2件のみとのこと。しかも自国の軍隊を持たないことでかえって平和への意識が高いという。将来、そんな平和に寄与するためにも、今自分ができることは、この学校生活を真剣に送ることにほかならない。

 
◆ K.T(6組) 成長期に必要だと思うこと

人間の成長に欠かせないのは、一に「バランスのとれた食事」、二に「十分な睡眠」である。運動部に所属しているならなおさら。成長ホルモンの分泌が促進されるのは23時から2時という。そのためにもしっかりと睡眠時間は確保したい。今は健康食品やサプリがさかんに出回っているが、コストがかかることや栄養価の偏りに問題がある。また、それらはあくまで補助食品に過ぎない。世界の栄養失調の子らにも先の二点が実現すれば・・・。

 
◆ R.O(2組) 言葉の乱れ

「雨が降ってきた・・・やばい! ありえなーい!」「すごい 楽しい!」。この他にも『ら抜き言葉』やグルメ番組で「それでは(店内に)入ってみたいと思います」、また店員さんから「よろしかったでしょうか?」など。「それでは入ってみます」、「よろしいですか」で十分だ。こうした乱れた言葉を使う者が親となればその子もまた・・・。身近なこの問題は深刻さを増している。まずそれぞれが気づき、あらためることから始めたい。

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