今日は、二十四節気の「小満」。
初夏の陽射しを受けて、植物の生長もますます盛んとなり、
「新緑」が「深緑」になる時季といわれています。
そんな一面緑なす校内の植え込みの中で、実につつましやかに咲く花があります。
その名の通り、小雪を散らしたような「ユキノシタ」(雪ノ下)の小花が今年もお目見えしています。
不思議なことに、花弁のうち下向きの二枚だけが「舌」をのばしたように長いのが特徴的です。
一方、その葉は昔から怪我をしたときの貼り薬や塗り薬として珍重されてきました。
巷は、いま「新型インフルエンザ」の話題でもちきりですが、
この「ユキノシタ」や、同じく盛りを迎えた「ドクダミ」といった
自然、天然の力によって、その菌を封じ込めることができたなら・・・
と、思わずにはいられません。