今日はある雑誌の取材が入りました。
ということで、それに便乗していろいろな授業を見学してまわりました。
特に目をひいたのが、中学一年生男子の家庭科の授業。
エプロン姿で調理実習をおこなっていました。
実際の調理に入る前に先生から手順を説明してもらっている時の、真剣なまなざしの表情がとても健気でした。
そして、いよいよお楽しみの試食の時間を迎えました。
そこで、一つのグループが他の班とちょっと出来がちがっています。
「そのご飯の上にのっているものは何?」
「『だし』に使った鰹節です。それを、味噌と醤油にからめてみました」
すばらしい!
思わず、これには雑誌の取材陣もうなっていました。
「いやあ、それはおいしそうだ。きっと食がすすむよ」
この世の中、マニュアルに従って守らねばならないことはたくさんあります。
しかし、それと同時に創意工夫することも大切です。
『だし』として御役御免となるのが常識の「かつおぶし」。
その「かつおぶし」にもう一度命を吹き込んで食に彩を加えるとは、お見事!
君らは、「教科書」を超えたね。