今日の実習は「かたむけるかたち」。
その花材に選ばれたのは、薄紅色の可憐なスウィートピーでした。
昨夜来の南岸低気圧もはるか海上に過ぎ去り、今日は朝から早春を思わせるような陽気に包まれました。ちょうどそれに合わせるように教室内もにわかに春めいて一足早く季節を先取りしたようでもありました。
さて、生徒らの手によって次々に命を吹き込まれていくスウィートピーですが、その花言葉にあるとおり、今にも蝶が飛び立ちそうな姿をして「門出」を迎えているように見えます。
さらに、「デリケートな青春の喜び」をも運んでくるとされるこの花は、いよいよ明日、センター試験を皮切りにそれぞれの志望に向けて始動する高校三年生へのなによりの「はなむけ」ともなったようです。