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「余白」の季節が過ぎ・・・第2学期始業.

投稿日2007/8/30

9月を待たずして、ここ数日めっきり涼しくなってきました。
そんな気候の変化に合わせるように、一足早く「夏休み」も終了し、本日「第二学期」が始業いたしました。

例年のことながら、久しぶりに友だちと顔を合わすことのできる喜びからか、キャンパス内はにわかに活気づいてはいるものの、だれかれともなく、寝不足気味の表情を浮かべているのも宿題に追われたラストスパートを物語っているようです。

さて、そんな「夏休み」明けの始業式の式辞の中で、校長先生は・・・

「夏休みとは、『余白』のときなのです。」

と語りかけたのでした。

 
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ところで、女子部のロビー前の廊下には、いつも書道の優秀な作品が展示されています。
門外漢ながら、書道は西洋画と性格を異にする「空間芸術」の一つであると思います。
鑑賞者はとかく、その墨で彩られた「文字」そのものの美しさや筆勢といったものに目を奪われますが、しかしよく考えてみるとその文字を生かすのも殺すのも、実はその存在を引き立たせている背景とも言うべき、手つかずの「余白」の部分であるとはいえないでしょうか。
そのことは、ときに筆が運ばれた後にその勢いをあるがままに表現してやまない「かすれ」の存在を思えばよくよく納得のいくところでありましょう。

つまりは、「余白」なくして「文字」成り立たず、ということのようです。
そうした目であらためて代表生徒の作品を眺めてみると、実に狭い半紙のスペースに「文字」そのものの配置よろしく、あわせて四囲に見事な「余白」を残して作品はにくいほど落ち着きとバランスを保っているように見えてきます。

「余白」の季節が過ぎていきました。
かわっていよいよ、実りの秋に向かって急激に季節はうつろいの速度をはやめていくことでしょう。

一人一人が、この「夏休み」という「余白」の上に、どんな実りあふれる「文字」を描いてくれるか、今から楽しみでしかたありません。

 

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