本日は「答案返却日」。
赤ペンを片手に模範解答と照らし合わせています。
「ああ、やっぱりそうか!」
「し、しまったあ!」
ほとんどの生徒がボールペンを使っているなか、
今では珍しくなった「赤鉛筆」を手にしている一年生がいました。
しかも、それは手の平の中に隠れてしまいそうな長さでした。
よほど、大切に使ってきたのでしょう。
その生徒の日頃から物を大切にしている姿勢がうかがわれて、感心してしまいました。
折しも、廊下には「環境川柳」なる代表作品が展示されています。
その中から、いくつかご紹介いたしましょう。
「湯たんぽ」など、もう使用されてはいないかと思いました。
頭寒足熱。どんなに頭が寒くても、布団の中はぬくぬくしたものです。
いやあ、この完璧でないところがたまらなくいいですね。
気持ちはあっても行動のどこかが抜けている、自戒を込めて…。
ここで作者の目にとまった蟹に限らず、
果物をはじめとした食料品によく見られる贅沢なわれわれの振る舞いです。
次代へつなごうとするその気持ちが立派だと思います。
とかく、自己中心的になりがちな生活のなかにあって。
最後に…
とうとう、今年の冬、東京の街角に
雪だるまを見ることはありませんでした。