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いざ「学び舎」に行かな….

投稿日2014/9/6

 
  
   秋風は涼しくなりぬ
    馬並めていざ野に行かな萩の花見に
                       万葉集 巻十
 
     (あきかぜはすずしくなりぬ
       うまなめていざのにゆかなはぎのはなみに)
 
     〔秋風が吹きようやく涼しくなってきました。
       さあ、馬を並べて出かけましょう。野へ萩の花を見つけに…〕
 
 
 
宿泊行事にでかけていた学年もようやく揃い、通学路もいつものにぎやかさがかえってきました。
月見が待たれる仲秋を週明けにひかえつつも、いまだ残暑厳しいなか、それでも目を凝らせば、上水沿いの茂みには薄紅色した「小さな秋」を見出すことができました。
 
秋の七草でもある萩は、控えめにしてたくましく、古歌にも多く詠まれ、親しまれてきました。
その花言葉は、「柔軟さ」と「思慮」。
なるほど、花のみならず木全体が風に揺らぐさまは、柔軟そのもの。
そして、情熱的な活動の季節から、深く考えを巡らせる季節へ。
 
これからの季節、「灯火親しむべし」とも。
秋の夜長を思慮深く過ごすためにも、かたわらに「並め」るべきは多くの「書物」でありましょうか。

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