今年も、思い思いの「願い」が売店前の笹の葉に揺れていました。
織姫と彦星の逢瀬叶わぬ涙でしょうか、時折雨の降る七夕となりました。
その中から、いくつか「願い」そのものを拾い集めてみました。
感心だったのは、自分のことよりも家族やきょうだいを思ってのものがたくさんあったこと。
そして、やはり間近に迫る期末試験に向けてのものや、定番の恋の成就を願う乙女心も垣間見られました。
また、そんな生徒諸君の短冊に紛れて、書道の先生による高校3年生に贈られたひときわ達筆なメッセージも…。
その傍らを附属幼稚園の園児たちが興味深げに通り過ぎていきました。
さて、たとえ「願い」は天に届いても、その実現はやはり自分自身の力で果たさねばなりません。
なぜなら、この日は年に一度の「たなばた」であって、決して「たなぼた」ではないからです。
くれぐれも、お間違えのないように…(笑)