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大人になるということ@中学第27回卒業式.

投稿日2014/3/22

 
有終の美を飾るとはまさにこうしたことをいうのでしょう。
花散らしの強風が吹きすさぶ荒天のなか行われたあの入学式を思えば、今日のこのどこまでも澄みきった青天とうららかな早春の陽射しは、351名の門出を祝しつつ、その前途を明るく照らし出しているようでした。
 
 
  ~ 大人になるということ  学校長『式辞』 より ~
 
◆夢や希望を抱き、その実現に向けて努力する
3年前、大震災の直後ゆえの自粛ムード漂う中、あえて行われた入学式にて、時の学校長は式辞の中で、「震災の影響はあっても、各々の夢や希望を失わず、常にその実現に向けて努力を傾けることが大切である」と激励しました。はたしてみなさんはこの3年間でどんな夢や希望を抱きその実現に力を尽くしたのでしょうか。ここで、忘れてならないのは、復興途上にある今、いまだに以前の生活を手にすることすらできていない多くの人たちの存在です。中でも、故郷や親と遠くはなれて暮らしている子どもたちや、家族のために進学をあきらめて働く者もいます。このことは、常に頭の片隅に置いておかねばなりません。
 
◆大人になるということ
今、みなさんは一歩一歩大人になる道を歩んでいます。ところで、大人になるということはどういうことなのでしょうか。その条件はいくつもありますが、なかでも他人の気持ちを考え、思いやりをもって接することができること、さらに想像力を駆使して行動できることをあげたいと思います。加えて、社会のマナーを身につけていることや権利の主張の前に自らの義務を果たすことも大切です。それらの実現に向けて、この久我山中学では、あいさつの励行や五分前の精神など、時に口うるさくも徹底して求めてきました。それもこれもすべては皆さんの将来のためなのです。
 
◆三年間をふりかえっての作文から
この三年間を振り返り、自分自身、身についたことや気づいたものを書いてもらいました。その中で特に多かったのは、「責任感」、「礼儀正しさ」、「友達の大切さ」、さらに「あいさつを恥ずかしがらずにできるようになったこと」や「人の気持ちを考えられるようになったこと」などがあげられていました。しかし、いいことばかりではなかったはずです。失敗したことや挫折感を味わったことなど、まさに後悔先に立たずであったことでしょう。人はかえってそうした失敗から成長していきます。そのためにもまもなく始まる高校生活において、失敗を恐れず積極的にいろいろなことにチャレンジして欲しいと思います。
 
 
 
 
昼下がりの井の頭池は、大がかりな「かいぼり」作業も無事終了し、お茶の水から湧き出る清水によって新たに生まれ変わっていました。
 
それにあやかるように、中学第27回卒業生もまた心機一転、高校生活のいいスタートを切って欲しいと思います。

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