登下校にコート姿が目立ち始めました。
それと同時に前庭の松も・・・。
まるで、松が寒さに震えて「腹巻き」でもしているような。(笑)
これぞ、松の「コモ巻き」。
藁で編んだ「コモ」を幹に巻き付けて松の害虫を駆除するという昔から伝わる慣習です。
松の葉を食べるマツケムシ(マツカレハ〔蛾〕の幼虫)は、寒くなると樹上から下りて暖かい場所で冬眠する習性をもっています。そこで、地上に下りる前にコモの中で越冬させ、3月の啓蟄のころにコモとともに焼却してしまうのだそうです。
こうして「コモ巻き」が本格的な冬の到来を告げています。
われわれも、イガイガ虫などにのどを痛めつけられぬよう、手洗い、うがいを励行いたしましょう!