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無知の知.

投稿日2014/2/13

中学にて3学期恒例行事となっている〈私が今、思うこと〉
単に発表の優劣を競い合うというのではなく、十人十色の多様な考え方にふれ、狭量になりがちな「わが思い」の幅を広げて深め合う機会として設けられました。
 
今日は、その先陣をきって、男子部中学3年生が、クラス代表者による「全体発表会」に臨みました。
さすが、最高学年。
ものの感じ方にも、この3年間に得た実体験にもとづく説得力あふれる発表が並びました。
 
以下、発表順にその概略をお伝えいたします。
 
 
 
◆S・I 「夢のために」

…ばくの今の夢は、「もてたい」そして「英語をペラペラに操りたい」この2つだ。その実現に向け、まずはファッションセンスを磨くことからはじまり、肉体改造にも取り組んでいる。それもこれも人は第一印象がやはり大切だと思うからだ。また、夏までには英会話もマスターしたいと思っている。…
 
(所感) 「夢」は遠大なもの。だからといってあきらめることなく「具体的」かつ「現実的」な「目標」を定めて実践している姿はたのもしい限り。
 
 
◆D・M 「マナーについて」

…先日、電車内でお弁当を食べ始めた中年男性に遭遇した。挙句の果てにわたしの足を踏む始末。さすがにわたしも憤りをあらわにしたところ、逆ギレされてしまった。若者の車内マナーの悪さがしきりに指摘されるが、必ずしも若者だけではない。自分の言動にきちんと責任がもてる人間となりたいものだ。…
 
(所感) 自分の言動に責任をもつと同時に、他人を思いやることのできる人であるかどうかが、「子ども」と「大人」の違いか。
 
 
◆H・O 「納豆について」

…わたしは納豆が好物だ。いろいろなものと混ぜ合わせることで、また味わいが増すが、絶対に不可欠なものは辛子である。いま、薄いシートもなくたれもゼリー状の「便利」な納豆も店頭に売られている。しかし、どうも旨くない。なぜなら、納豆自身も白っぽく、なにより辛子が入っていないのだから。…
 
(所感) 功利性や合理性を追い求めるあまり、大切な何かを失っていることも。決して「便利さ」の上にあぐらをかくなかれ。
 
 
◆T・T 「夢」

…ここに発表するのは、新年を迎えての抱負にほかならない。いっそのこと、何も考えずに過ごせたらとも思うが、現実はそう甘くない。そんな現実では不可能なことも、夢の中では実現できることもある。しかし、夢は同時にはかなくもむなしい存在でもある。だからこそ、追求しつづけることに価値があるのだ。…
 
(所感) 理想を失ったときに人は夢を失う。安直に自分の可能性を見限ることなく、追い求めつづけることこそ尊い。
 
 
◆F・S 「優しさの大切さ」

…昨年のこと。風邪をおして学校へ向かった際、電車内でたまらず吐き気をもよおし、倒れてしまった。そのとき、ある男性が「だいじょうぶか?」と声をかけてくれ、次の駅では肩を貸してくれまでして駅員に引き渡してくださった。別れしな、その男性は言った。「ぼくは『久我山』の卒業生なんだ」と。…
 
(所感) 本当の「優しさ」とは決して恩着せがましくはない。自分が受けた優しさを他人に還元してこそほんもの。
 
 
◆T・H 「知るということ」

…先日、あの『永遠の0』を読んだ。その結果として、多くの知らないことを知ることができた。その作品を通じて自分の先祖にまつわることまでも。「無知の知」ともいう。知らないということを知ることが大切だ。情報に隠れた真実や表舞台の陰にうもれた存在がいる。積極的に見聞を広めるようにしたい。…
 
(所感) 知らないことを知るとは、人として謙虚であること。しかしその謙虚さは、控え目で臆病であることとは違う。

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