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「先ず隗より始めよ」 中学生徒総会(生徒会役員選挙).

投稿日2008/11/14

今日6時間目、中学では「生徒総会」が開かれ、年に一度の「生徒会役員選挙」が行われました。
会長以下、各委員会議長に至る12名の立候補者による「立会演説会」が各教室のモニターを利用して実施されました。
そのいわば所信表明はどれも立派なもので、差し詰め「久我山中学校 世直し隊」といった印象でした。(笑)
 
さて、その後、いよいよ投票、そしてさっそく開票準備となったわけですが、
その間を利用して、現生徒会副会長さんから生徒のみなさんにメッセージが送られたのです。
 
この一年間の協力に対しての感謝につづいて、「学校生活のあんなところこんなところ、あらためて見直そう」との提言が添えられました。
さすが先輩!先の演説も立派でしたが、この副会長さんの訴えは、おそらく聞いていた皆の心に確実に届き、共鳴したことでしょう。
 
○「グランドでの過ごし方ですが、ボールなどを使った危険な行為について、
 先生方によってルールが定められてしまう前に、
 まず利用する自分たちから気づいて
 お互いに気持ちよく使える場としていきましょう。」
 
○「つづいて、通学路のこと。
 あいかわらず通行人とのトラブルが絶えず地元の方から苦情が寄せられているようですが、
 相手の非を口にする前に、
 まずは自分たちから改めるべきところはないか考えて行動しましょう。」
 
○「そして、友達との人間関係について。
 ささいなことから喧嘩やいじめにつながるような行為に発展したり・・・。
 せっかくのどかな中学校生活を実現できる環境がここにあります。
 まず自分の言動から見つめ直してよりよい人間関係を築いていきたいものです。」
 
これら三つの提言のいずれにも共通する姿勢とはなんなのでしょう。
そのことを思うとき、わたくしは、副会長さんが、古代中国は燕の国の宰相、「郭隗」(かくかい)という人物と重なって見えてきたのでした。
次にあげる有名なあの故事成語とともに・・・。
 
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燕の国の昭王は、なんとか隣の斉の国に負けない強い国を作りたいが、何かよい方法はないものかと、宰相の郭隗に相談しました。
すると、郭隗はこんな話を始めました。
 
「昔、ある君主が名馬を探していましたがなかなか見つからず困っていました。そこへ、ある男が『私にお任せください』と名乗り出たので大金を与えました。果たしてその男は名馬を見出しましたが、あいにく馬はすでに死んでいました。ところが、男はその死んだ馬の骨を大金を払って買って帰ったのです。君主はあきれ果て男を叱りつけましたが、男が言うには、『死んだ馬の骨にさえあれだけの大金を払うのだから、生きた名馬ならもっと儲かるにちがいないとの評判が立ち、じきに名馬が集まってくるはずです』。それから一年もしないうちに、男の言った通り、見事な名馬が数頭手に入ったのでした。
さて、もし王が本気ですぐれた人材を手にいれたいのならば、まずはわたくしのようなつまらぬ人間を大切に扱うことから始めてみてください。そうすれば、『あの隗のような人間でさえ優遇される』という評判がたち、たちまちすぐれた人間が遠方からもぞくぞくと集まってくることでしょう。」
 
しばらくすると、燕の国には有能な人材がたくさん集まり、大いに発展したのでありました。
 
 
     ◆ 『先ず隗より始めよ』  戦国策 より
         事を始めるときは、他人にあれこれと言う前に、
         まず自分から積極的に行うべきである。
         また、大きな事を為そうとするなら、
         まずは身近な小さいことから始めるとよい。

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