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10/27講演会 高校1年女子 《働くということ~進路を考える》.

投稿日2008/10/28

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女子部が中学時代から一貫して取り組んでいるシリーズ『働くということ』。
現在の高校1年生が中学2年生であった平成18年度の4月、「人はなぜ働くの?」という素朴な疑問に対して、はじめて一つの示唆を与えてくださった方との2年ぶりの再会ということになりました。はたして講師の先生の目には彼女らの成長ぶりがどんなふうに映ったでしょうか。
 
 高校1年生女子
 「働くということ ~進路を考える」
   10月27日(月) 14:20~15:30
 
 講師 日本証券代行(株)取締役相談役
     遠藤 勝裕 先生
 
「働くことの3要素は、何だと思いますか?」
とても温和な印象を受ける先生のこんな質問からお話はスタートしました。
「それは、『手』、『足』、そして『頭』なんですね。・・・
 でも、それだけではダメなんです。これらにもう一つ
 『心』を加えねばなりません。」
 
「そもそも、よく言われることですが、『働く』という字は『人』が『動く』と書きますね・・・」
 
 
・・・残念ながら、筆者はこの時点で後ろ髪を引かれる思いで会場を後にしなければなりませんでした。
そこで、せめてもの罪滅ぼしに、〈特別講座推進センター〉の先生が講師の遠藤先生にあらかじめインタビューしたその内容から一部抜粋してご紹介したいと思います。
 
 
◆仕事ができる人材とは・・・
企業にとって求める人材とは、読み書きやそろばんなどの基礎学力があり、社会に対して自分の能力を何らかの形で活かそうという意欲のある人、好奇心旺盛な人、そして健康です。
私はいつも3つのSと2つのHが大事だといっています。簡単であるsimple。正確・確実であるsure。それから、サービス精神であるservice。この3つのSと心と身体の健康であるheartとhealth。これが大事なんです。
また、日銀時代から私は採用の現場に携わっているのですが、ペーパーテストよりも面接を重視しています。金融や経済を勉強していない学生がいても、その学生が専攻した学科から質問しています。要は、いかにして自分の得意な分野をプロとして将来立ち行くために必要なレベルまで持っていけるかどうかが人材として一番大切なことなんです。
 
◆子供への必要な教育とは・・・
子供たちには、なぜ中学や高校のときに勉強しなければならないのかという話をよくします。最近では、直木賞をもらった東野圭吾の作品の話をしました。
これは主人公が高校の数学の先生で、数学がまったくわからず、勉強しようとしない生徒に話す言葉が意味深いからです。
生徒から「微分積分がなんの役に立つのか、バイクに乗るのが好きだからそれでいい」と言われると、先生は「レーサーはコックピットからの指示で走る。レーサーになりたいなら、バイクがどのレベルで速度を上げるか、その割合というのが微分で、レース場の走行距離というのが速度と時間の積分なんだということを知っておけ」という話をしているんです。
そうすると、生徒は数学の意味がわかるんです。200人のうち50人しか理解できなくても、その50人には、世の中に出るには勉強しなければいけないというのが分かればいいと。
そのための教育というのは、やはり論より行動なのではないでしょうか。

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