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チームワークとあきらめないこと.

投稿日2013/11/22

                        理科会館屋上にて
 
 
「こんな夕映えの空を自由に飛べたなら…」
 
「少年時代」のそんな夢を、絶やすことなく実現した卒業生4名が、ユニフォーム姿で母校を訪問、男子部の中学2、3年生に向けて講演してくださいました。
 
 
 
まずは、その航空会社の自己診断から。
その判断の指標としたのが、「SWOT」(スウォット)。この方法は、自己診断をはじめとする個人レベルにも応用のきくものでした。
 
S…Strength(強み)
「航空業界でのさまざまな受賞経歴もある会社ですが、やはり最大の強みは「人」でしょうか。さまざまな能力と個性をもった豊富な人材がそろっています。」
 
W…Weakness(弱み)
「国内はいざ知らず、ひとたび外に出ると『どこの国の会社?』と言われてしまうことも。外国ではまだまだ知名度が高いとは言えないんですよ。」
 
O…Opportunity(好機)
「なんといっても、日本は島国であることから、海外へ行くには飛行機が有効な交通手段であることがあげられます。そこへきて7年後に開催されるオリンピックの存在です。また、個人的には19年のラグビーワールドカップも見逃せませんが。」
 
T…threat(脅威)
「ここ最近目立ってきている「LCC」の台頭です。ローコストの飛行機 がたくさん飛び始めていますよね。」
 
つづいて、紅一点、女子部卒業の客室乗務員(CA)からは、この仕事に就いて「よかったこと」と「たいへんなこと」について。
「なによりお客様から『ありがとう』といってもらえた時がうれしいですね。また、仕事とはいえ、国内外いろいろなところへ行くことができるというのもいいですね。」
「一方、たいへんなのはやはり朝が早いことでしょうか。また時差ボケもつらいですね。そして、80kgから100kgもあるあのカートを運ぶのもなかなかたいへんです。そうした機上の生活をこなすための体調管理には気をつかっています。加えて、クレームや急病人など、不測の事態に遭遇することもあります。」
 
さらに、「B787」などを操るお二人の機長からは…
「われわれコックピットの仕事は、CAとは対照的にずっとすわりっぱなし。これはこれでつらいものがあります。」
「フライト前には、天候の如何に関わらず必ず外に出て自分の目でエンジン等点検をします。」
「飛行機は、機長が中心となって操りますが、管制官との通信やその他多くの人たちとの連携によって飛ぶことができます。要するにチームワークが大切で、飛行機は決して一人では飛ばすことはできません。」
「また、どんな事態にあっても最後まで安全にかつ無事に飛行を完遂しなければなりません。キャプテンとして、絶対にあきらめることはできないのです。」
 
 
どんなに最新の技術と装備を備えた飛行機であっても大切なのは結局「人」であって、その個々の力が結集した「チームワーク」と、どんな困難にも屈することのない「強い意志」があのジャンボを支えているということがよくわかりました。
講演後、控室にもどった4人の卒業生のもとへ、高校生のために残念ながら聴講できなかった高1S君が、ぜひともお会いしたいということで訪ねてきました。きけば、将来の夢はずばりパイロットになること。しばしあこがれの「先輩」機長に直接お話をうかがうことができ、喜色満面の笑みを浮かべてもどってきました。 

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