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捲土重来.

投稿日2013/11/11


 
みなさんは高校ラグビー部に連綿として継承されている「部訓」の存在をご存じでしょうか。
 
  一、 自 覚  ~ラグビー部員である前に久我山の一高校生たれ~
  一、 誇 り  ~頂点を目指す、頂点に立つ、頂点を守る~
  一、 努 力  ~二つの目標 「全国制覇」「大学合格」
 
あらためて、この三訓を眺めてみれば、22年連続、通算38回の「全国大会」出場、くわえて全国制覇5度という、輝かしい実績も当然のこととしてうなずけるような気がします。
この「意識の高さ」、「揺るがぬ矜持」、そして「飽くなき向上心」、これらのどれ一つ欠けてもこうした数字を積み重ねることはできますまい。
 
ところで、これらは高校ラグビー部だけのものといえるのでしょうか。
そのすべてが、他のクラブにも通じ、ひいては久我山に集う一人一人のすべてにあてはまる、普遍の「目標」であることにあらためて気づかされます。
 
平成25年11月10日。
その高校ラグビー部が、とうとう東京都の「頂点」の座を追われるという忘れられぬ屈辱の日となりました。
それは、毎年「あたりまえ」のように手にしていた、高校ラガーメンあこがれの聖地である「花園」への道がその寸前で断たれた瞬間でした。
 
試合後、伝統の濃紺ジャージから一高校生としての詰襟姿にもどった全部員が整列し、代表としてキャプテンが応援にかけつけてくださった父母やOB諸兄に向かってあいさつに立ちました。
その一言ごとに、部員たちの大きな背中が小刻みに震え始めていました。その様子は後ろからでもはっきりと伝わってきました。
 
「目標」とするところをひとたび共有したからには、その「結果」がどんなに辛く厳しいものとなろうとも、わたくしたちはそれぞれの立場において、しかと受け止める義務があるのではないでしょうか。
 
この敗北を単に高校ラグビー部だけのものとしないために、そして、私学「国学院久我山」の独特な精神風土をこれまでの長きにわたり体現し続けてきた伝統ある「ラグビー部」の捲土重来を期するためにも…。
 
相手校の小旗がしきりに振られ同時に地鳴りのような声援が絶え間なく突き刺さるように聞こえてきたバックスタンドにて、幟のひとつすら立てることなく終ったわたくしに痛烈な後悔の念を運んで来た、かれらの後ろ姿でありました。
 

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