今年も、「大学」の「講義」がやってきました!
高校2年生を対象に、進路指導の一環として行われている〈大学模擬授業〉。
なにより、「大学」そのものを知ること、そして、「学問」の奥行きを感じること、さらに、限られた短い時間ながらも、今後の「学習意欲を高める」ことを目標に実施しています。
今年も、系列の國學院大學をはじめ、多種多様な学系からあわせて15名もの先生方にお越しいただき、その講義の一端にふれる貴重な機会をもちました。
にわかに「大学生」として聴講した生徒諸君も、ふだんの高校での授業とは一味もふた味も異なる「学問」の楽しみにふれ、有意義なひとときを過ごしたようでした。
※ 以下、お邪魔したいくつかの「講義」より・・・
「…保育士をはじめ、子どもと関わる仕事をするものにとって「心理学」は必須です。今、たとえば自閉症の子は120万人、新生児の100人に1人が該当するともいわれています。また、心理学は英語でサイコロジー。人の心はサイコロを振るように簡単にはわからないものです。(笑)…」 【心理学】
「…保健師の仕事は、難病やそれにともない寝たきりの患者さんと医者や看護師との大切なパイプ役を果たしています。(ビデオを鑑賞しつつ)時に在宅看護の患者さんの家を訪問し、全身を拭いてあげたりしながらの直接的なケアにあたることもあるのです。…」 【看護・医療】
「…マダニにとって他より伸びた左右の足は、お目当ての二酸化炭素を発する物体(人間)を感知するセンサーの役目を果たしています。綺麗に見える草原で肌を露出して寝転がっていたりすると、ガシガシ、キュポキュポと気づかないうちに「かれら」の熱烈なラブコールを受けることになりますよ。(笑)」 【農学・生命科学】
「…詩人のホイットマンの目には幕末の日本人がどのように映ったのでしょうか?『草の葉』を見てみましょう。そこには、腰に刀をさしたとても礼儀正しい日本人が描かれています。また、マンハッタンの通りを、当時のアメリカ人にはありえない「無帽のまま」歩く姿に注目しているのも興味深いですね。」 【外国語・国際】
嗚呼、できることなら…「大学」にもどりたい・・・