文化祭、体育祭とつづいた「祭り」の季節もひと段落し、ようやく学園内も落ち着きを取り戻してきました。
そうしたなか、午後の女子錬成館では、静寂な雰囲気の中、茶道の実習が行われていました。
まずは、一期一会のごあいさつから。
お稽古をはじめるにあたり礼。
茶室に入る際にも礼。
そして、掛け軸に対しても、その筆を執られた方に敬意をもって…
つづいて、お茶の前に
季節感あふれる練り菓子をいただきます。
小分けして口に運ぶのが勿体ないほどの一品でした…、ハイ。(笑)
そして、いよいよ…
校章入りの器をそっと左手に受けて、
時計回りに、二回…おっと、あぶない!(笑)
正面の絵柄に直接口がふれるのを避ける配慮がこうした作法を生み出したのですね。
また、飲み口の汚れはまず自らの指先でふき取ってのち、その指先を懐紙で拭くようにする徹底ぶり…
これこそ、おもてなしのこころです。
そして、稽古を終えて立ち上がろうとしたものの…
しびれて…立てません!
ああ、うるわしき友垣。
ここでも、互いに助け合うこころが垣間見られました。(笑)