とうとう昨日、都心は35度以上の猛暑に見舞われたとのこと。
こちらもさすがに暑いとはいえ、エアコン要らずの毎日。
特に、夕方はどこからともなく「カナカナカナ」と蜩の声が涼風を運んできます。
ということで、本日は、街なかのみなさまにせめてすずしげな季節を先取りしたかのような花をお届けいたしましょう。
《シュウカイドウ》
漢字では「秋海棠」。
夏の盛りから秋口にかけて花をつけることから
桜からバトンをリレーされるように咲く本家本元の「海棠」と区別してこのように名づけられたようです。
茎が赤いことでそれとすぐわかる花です。
お宿の玄関先の小路、その足元に群れていました。
ところで、 「海棠」といえば、女子部発足(昭和60年)を機につくられた記念歌を思い出します。
『それぞれの季節』
あふれる命を風にのせて
欅の若葉が歌ってた
流れる光を両手にあつめ
薄紅海棠燃えていた
あの日ここから始まり
いくつも季節を数えながら
あの人にめぐり逢い
あの人と語り、あの人と生きた
素晴らしいあの人と・・・・・
このたびの講習に参加している女子は、人数的には劣勢ですが、それをまったく感じさせないほどの存在感をもって日々生活しています。
春のそれ以上に、「夏」海棠らしく、こわいほどに「燃えて」いるようです。(笑)