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言の葉.

投稿日2013/6/12


 
女子部発足当時から脈々と続いてきた「特別講座」。
「日本文化に触れる」ことを通じて「女性としての品性の涵養」を目指し、さまざまな取り組みを重ねてきました。
 
今年の中学1年生も、いよいよ始動のときを迎え、今日は校長先生からその意義についてお話がありました。
 
「…先日、私と同期の友人で、それぞれに今は会社の責任ある立場にある者たちと話をする機会がありました。
その中で、彼らが口々に嘆いて言うことに、最近の若い社員たちは、まず挨拶ができない、そして話をする際に目を合わせない、さらに発言してもその声がはっきりと聞こえてこない、こんな特徴がみられるとのことでした。
本校の「女子特別講座」では、この国が大切にしてきたさまざまな伝統文化にふれたり、各界の第一人者の話を聴いたりする貴重な時間を過ごします。
その第一歩として、中学一年生はまず「言葉」について学びます。正しい言葉遣いにはじまり、手紙をきちんと書けるようにすることも。
これからの時代、真のグローバル化を果たすためには、単に英語を自在に操ることができるというだけはなく、かえって自国の文化的所産である言葉をきちんと学ぶことから始めねばなりません。
なぜなら、言葉というものは、人の心のありようを相手に伝えるとともに、相手の心をもきちんと受けとめるための力を有しているのですから…」
 
 

雲取山 ブナ坂 にて (6/9 ワンゲル部月例山行より)
 
 
    やまとうたは人の心を種として
       よろづの言の葉とぞなれりける   (『古今和歌集 仮名序』 紀貫之) より
 
空を覆ったみずみずしい若葉が、肌を衝くような日の光を和らげ、やさしい緑陰を生み出していました。
はたして、私達の「心」から発せられた「言の葉」は、何を生み出しているのでしょうか。 

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