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2012年度中学3年「修学論文」優秀作 展示中!.

投稿日2013/4/21

 

 
 
今年も労作、力作がたくさん集まりました。
現在の高校1年生が昨年中学3年時に公民の授業を通してまとめた「修学論文」です。
国内の身近な話題から、歴史的かつ国際的な問題まで、その内容は実に多種多様。
特に、現在図書館前に陳列されている「優秀作」は思わず大学生の卒論にもまさるほどの出来映えです。
そのいずれも、緻密な分析力と、的確な比較力、そして明快な構成力をもってまとめられています。
しばらくの間、展示されている予定ですので、後輩諸君はぜひ手にとって(くれぐれも丁重に)参考にしてみてください。
 
その「優秀作」の中から、ひときわ目を引いた2人の論文をご紹介いたします!
 
◆ 「最強国」の作り方  (Y.I君)

歴史を紐解きながら、世界の覇権を実現したところの「最強国」をあぶり出し、その有り様を詳細に分析しています。
その結果、初代「最強国」として「アケメネス朝ペルシャ帝国」を、次いで絆の「最強国」として「ローマ帝国」、さらに経済の「最強国」として「ネーデルランド連邦共和国」を取り上げてその論拠を細かく説明しています。
その上で、「終章」のまとめでは・・・
 
「…様々な「最強国」が様々な形をもって「最強国」に君臨し、世界覇権を実現した。しかし、どの「最強国」であっても以下の二点は共通しているのだ。
 1.指導者の実力
 2.寛容政治による多種多様な人材の獲得
2012年、世界は首相の転換という「一つの区切り」を迎えた。そして各国が「最強国」に向かって奮起している。その一つに我が国日本もある。
…私は他国に劣らない技術力や経済力を誇る日本が、いつの日か「最強国」として君臨し、世界に「美しい影響」を与えてくれることを祈っている。」
 
 
◆ ラグジュアリーホテル考察 (K.N君)
 
この論文を仕上げるために、自分の足で多くのホテルをまわり、見て聞いて、そして実際に宿泊したとのこと。
それもこれも、もともとホテルが憧れの空間として大好きであったこと、
将来ホテルで働きたいという思いが強くあったことが支えとなっていたようです。
しかし、厳しい現実に直面して一時論文の執筆作業が滞ることも。
それでも、気を取り直し、これからのホテルのあり方を次のようにまとめています。
  
「…これからのホテルに必要なことは「日本らしさ」である。なぜなら、日本に来た外国人観光客は、日本に来てまでアメリカにあるホテルと全く同じようなホテルに宿泊したいだろうか。現状において、日本のス-パーラグジュアリーホテルの中に「日本らしさ」を感じられるホテルは少ない。…
日本の美的感覚をいかしたデザインのホテルがあっても良いと思う。日本には元々「宿」という宿泊施設があった。宿とホテルが融合したラグジュアリーホテルがあっても良いと思う。」
 
そして、「第9章:第3節」の「最後に」では・・・
  
「…これで修学論文としては終わりだが、これからもホテル研究は続けていこうと思う。」
 
と結んでいます。
両君に共通するのは、「修学論文」を通じて過去から現在を見つめつつ、さらにその先の未来を展望する態度がうかがわれることです。
その意味からも、彼らの論文は「修学」というよりは、さらなる高みをめざした「究学」論文であるといえそうです。

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