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「本質を見ずして感情論に走るなかれ」@高校1年『弁論大会』.

投稿日2013/2/25

 
各クラスの予選を突破した代表、13名の弁士が個性豊かに持論を展開した高校1年『弁論大会』
 
「今年の発表は理路整然として説得力に溢れるものばかりだった」(女子部長W先生「講評」より)とあるように、身近な話題から、歴史、政治、文化、スポーツなど、そのテーマは実にバリエーションに富んで聴く者をうならせる内容ばかりでした。
 
『人間は一本の葦に過ぎず自然の中で最も弱いものである。だがそれは、考える葦である。』 (パスカル)
 
せわしく追い立てられるように過ぎゆく日々の中にあって、こうして時に立ち止まりじっくりとものを「考える」ことは、人としてより人らしくあるために大切なこころがけであることをあらためて痛感したひとときでした。
 
    1 女子2組 T・M アンパンマンは正義か悪か
    2 男子9組 N・O 競技者として走る
    3 男子2組 Y・S 愛と勇気
    4 女子3組 A・O 国民性を考える
    5 男子6組 R・N ギャップ萌えというエネルギー
    6 男子7組 R・M 生きる私
    7 女子1組 T・S 救急たらい回し
    8 女子4組 K・T 歴史に学び、歴史を活かす
    9 男子3組 Y・I 観念的な“美”を求めて
   10 男子5組 R・K 読書のすすめ
   11 男子1組 S・S 現在の鎖国メンタリズム-TPPについて
   12 男子8組 S・T 恩返し
   13 男子4組 K・Y ごはんになりたい
 
以下、入賞者の中から数編をご紹介いたします。
 
◆ 最優秀賞  男子1組 S・S 現在の鎖国メンタリズム-TPPについて
・・・「TPP」に反対している人々は、本質を見ずに感情論に走っているように思えてならない。日本が生み出すものは、たとえばスイカやイチゴといった農作物一つとってもその品質は国際的にずば抜けている。にもかかわらず、諸外国を拒絶してはばからない姿勢は、あの「鎖国」の時代となんら変わらないのではないか。彼の国のシルクロードは、単に絹を通じた行き来だけにとどまらず、さまざまな文化交流を実現した道であったことを忘れてはなるまい。この厳しい国際競争を勝ち抜くためにも国を積極的に開く必要性を強く感じるのだ。
 
◇ 優秀賞  女子1組 T・S 救急たらい回し
・・・父が倒れた。その時もそうだった。同様に30箇所以上あたってみても受け入れの病院が見つからなかったという例もあるという。そこには、専門外は受け入れない、否、受け入れられないという救急医療体制の現実がある。一方、アメリカでは、こうした病院間の移送ということはないときく。一つの病院の中にすべての「専門」が揃っているからこそ実現する理想のシステムなのだ。 ♪~ まず身近な人に出来ることをしていこう ~♪ (『二度とない人生だから』より)
 
◇ 優秀賞  Y・I 観念的な“美”を求めて
・・・美容整形する人が後を絶たないという。いつの時代も人は美しさを求めてやまない。たしかにシンメトリーな美は健康の証しであり、そうした外見上の美しさは、花に引き寄せられる鳥や虫たちの存在からもわかるように子孫繁栄を促す。しかし、求められる美はそうした形而下のそればかりなのだろうか。人が人であろうとするために、より人間的な知性と理性を加えた、愛に代表されるような観念的な美こそが真に求められているのではないか。かのヘレンケラーはかく語りき。「世界で最も美しいものは目で見て手で触れて感じられるものではありません。なぜなら、それは心で感じるものだからです。」 

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