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ひたむきさ.

投稿日2022/11/12
2022.11.12 理科会館前にて

 
   霜月の照る日の庭にさきすぎて
       色やゝあせし山茶花のはな
 
         太田 水穂
  『雲鳥』より
 
 日中、小春の温い陽射しをたっぷり浴びて、「色やゝあせ」るどころか、本校のそれはかえって「いよいよ盛んに」花開いている。
 「梅」が一年のはじまりを告げる花ならば、この「山茶花」は締めの花。
 一年を通じて最も厳しい季節にあっても、その花言葉のごとく「ひたむきさ」を見せるこの花の姿には毎年頭が下がる。
 
 ところで、今日の学校説明会では、全体会の後に在校生らによる校内案内が行われた。
 なにはともあれその重責を担うこととなった代表生徒たち。
 あえて、みずから名乗り出たとはいえ、人前で話すこと、自分の学校生活を語ること、時に寄せられる受験生からの質問に応じること、どれも簡単なことではあるまい。
 
 その懸命な姿は、まさに「ひたむきさ」そのもの。
 こちらにも、さらに頭が下がるばかりである。
 

 

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