閉じる

庭石菖に思う.

投稿日2022/6/1


 
今日から六月。
暦のそれとは裏腹に夏本番を思わせる強い日差しが前庭に降り注いでいます。

 濃き日ざし 庭石菖を 咲き殖(ふや)す  
               上村 占魚(熊本 人吉 出身の俳人)

よく目を凝らしてみると、芝の間にたくさんの庭石菖(ニワゼキショウ)の小花が群れています。
上品な紫と白のグラデーションを放つこの小花の花言葉は、まさに「豊かな感情」

ここ最近、多くの学年が、久方ぶりに「学校」を離れて様々な行事に出かけています。
そこで、見て、聞いて、触って、味わって、そうして身に心に刻まれるものは、ふだんの「教室」ではなかなか手に入れることの出来ない貴重な体験といえましょう。

その貴い体験が、知らず知らずのうちに、各々の「豊かな感情」を育むなによりの栄養剤となってくれればと、この小さく可憐な一日花を眺めつつ感じ入るばかりです。

前の記事『離見の見』されど・・・
次の記事竹林、紫陽花、池の面、みな涼しきかな