久方ぶりの投稿となります。
気づけば、季節は移ろい、本館前庭の萩がそよ風にゆれる頃となりました。
この萩は、名誉校長であった佐々木周二先生の生まれ故郷に所縁の深い《宮城野萩》。
厳密には、《宮城野萩》は薄紅色の花をつけますので、こちらは、《白(花)萩》とも呼ばれる変種なのですが・・・。
かえって、白粉を施したようで奥ゆかしい印象を醸し出しています。
しかも、「山萩」などと違って幾重にも枝垂れて秋の風にやわらかな物腰でもあります。
この場所に根づいたのは、今は昔、女子部発足の昭和六十年ころのこと…。
さて、このコロナ禍にあって学校生活もさまざまなところで、「元通り」を望むこと以上に、新たな創意工夫の日々が続いています。
生徒会の執行部たちによれば、今年の「久我山祭」はこの逆境をプラスに転じるように前向きにとらえて、今までにない新たな文化の祭典を目指して準備にとりかかっているようです。
こうした常ならざる時こそ、この花言葉のごとく「しなやかな心」をもちつつ、十分に「思案」を重ねて行動するよう努めたいものです。